バルサ、96分に奇跡の大逆転達成!4‐0逆転したCL史上初のクラブ

【チャンピオンズリーグ(CL)・ベスト16・2ndレグ バルセロナ 6‐1 パリSG(2戦合計6‐5)】

 8日、バルセロナはホームでパリSGを迎え、4‐0を覆したチャンピオンズリーグ(CL)史上初のクラブに輝き、世界中のサッカーファンの予想を裏切ってCL準々決勝進出を果たした。

「逆転は極めて困難。出来るとしたら、それは十八番としているレアル・マドリードだ」と、レアル伝説のラウール・ゴンサレス氏の発言に反発したいかのように、バルサは試合開始3分に先制していた。左からのクロスをPSG守備陣がクリアせず、ボールは誰も奪い取ることが出来ずバウンド。そこでGKケヴィン・トラップが我が物としようとするも、誤った出だしを犯してしまい、空中戦を競り勝ったFWルイス・スアレスがヘッドで流し込んだ。

 早急に先制点を決めたことによってサポーターもスイッチが入り、ファンの熱い応援をバネにバルサはPSGを完全に抑止。センターサークルすら超えることすらままならないパリSGは、バルサにポゼッションを譲るも明確な決定機だけは献上しない。

 ネイマールやアンドレス・イニエスタらがミドルシュートでPSGゴールを脅かす中、バルサは40分に追加点を奪う。イニエスタが左サイドからペナルティエリアにまで進入してからクロスを上げ、DFレイヴァン・クルザワがクリアしようとしてオウンゴールと、先制点以上に笑えるゴールが入った。

 そしてバルサの「逆転コメディー」は後半もなお続く。50分、左から仕掛けたネイマールを追いかけていたDFトーマス・ムニエが躓き、なんとヘッドでブラジル代表FWを倒してしまい、PKを献上。リオネル・メッシが冷静に3点目を決め、逆転は近づいていた。

 しかし、徐々にペースを取り戻しつつあったPSGは52分、右からのクロスに合わせたカバーニのシュートがポストに直撃。そしてその10分後、セットプレーからFWエディンソン・カバーニが1点返し、試合は既に終わっていたと思われた。

 むしろ55分に途中出場し、バルサ守備陣を翻弄していたMFアンヘル・ディ・マリアは2点目を決めるチャンスを手にした。しかし、あえなくGKテア・シュテーゲンとの1vs1を外し、そこから奇跡は起きた。

 88分にネイマールがゴールネットを揺らしたFK弾は、慰めにもならないと思われた矢先にスアレスのダイブに審判が引っかかり、PKを獲得。何故かPKキッカーのメッシが蹴らず、ネイマールが決める。

 逆転まであと1点、アディショナルタイムは5分。既にDFジェラール・ピケがセンターフォワードのポジションを務め、テア・シュテーゲンも中盤まで上がっていた中、95分に20分前に投入されていたDFセルジ・ロベルトがセットプレーから6点目を決め、カンプ・ノウ球場は歓喜に沸いた。バルサは、誰も成し遂げたことが無かった偉業を成し、歴史に名を刻んだ。これぞ、まさにサッカー。



SPORTYOU